今度ね! なんて
約束はせず

いつに! なんて
その場で決めて来た

そう
今度と
オバケは
出た試しがない! などと

いつか誰かが
笑っていたけれど

そんな
挨拶など不要で

その場で
いついつと
決めたくもなる


あの頃は
携帯電話もなく
SNSもない

連絡もまた
10円玉をかき集め
公衆電話に急いだ時代

すれば
簡単には連絡も取れず
やはり
目の前で今決めねば
なんて頃

そして
その約束事が
とても大事にされた頃

仕方なくも遅れれば
駅の伝言板へと書き込み
それを頼りに
後から向かった術

ひとつ間違えば
そこで終えた恋愛もあり

不自由だったけれど
それが日常だったから
今を恨めしくも思うこともある



その後
しばらくポケベルが続き

出たばかりの
大きな携帯電話に
大枚の保証金を叩き
誇らしげに持ち歩いた

それが
いつも間にか
ひとり1台ともなり

更には
携帯はスマホに変わり

SNSとやらは
わずか30年で
メールに
Twitterに
facebookに
LINEに… と増え

なんと
電話機能すら
要らなくなってしまった

すれば
この先また
30年もしたら
世の中は
どれだけ変わっているのだろう

それを
僕はきっと
見れないだろうけれども…