いつの間にか
自分よりも大切なものが増えた

それはやはり
家族たちで

親たちはもちろん
カミさんに
子供たちに

更には
孫たちも…

それは決して大袈裟ではなく
彼らに何事かがあれば
この身を差し出し
守る決断は出来ている

すでに
次へと繋ぐ
僕の生きた役目は終えた感

後は
運に支配された持ち時間の中で
どれだけ微笑めたかだけなのだろう



それは
孫というものが出来て
また
還暦なる齢を越して

すでに
オマケみたいな時間に突入し

ひと息ついて
周囲を見渡せは
もうこんなにいないのかと
失った仲間たちを
熱く思い出す

誰もが
年寄りになれるわけではなく
願っても届かない
運というひと言で
片付けられる人生



確かに
運が良かったのかと
危なかったいくつかの場面を
切り抜けられた瞬間を
振り返って身震いする

ひとつ間違っていたならば
もう何度
この世を去っていたことかと…

それだから
生かされてる感はあって
一昨年の節分に
突然 現れ始めた
見えなかった者たち

きっと彼らは
ずーっと側にいて
守ってくれてたのか
監視していたのかと

これまた
勝手に解釈などして
感謝する

時間は進むばかり
もがき逆らってみるが
何も変わらない



つい
いつまで? って
後ろ向きな言葉を吐いてしまう
自分を正してみるが
何も変わらない

そう
何も変わらないのだ

そうだ
もしかすると
彼らは
どなたかが吐いた
言霊が浮遊しているのかもしれない

ならば
前向きな言葉をと
更に
もっと
もっと
もっと…