応援して来た若手たちが
次々と
真打ちになって行く

もちろん
それはメデタクもあり
嬉しいはずが

これでなんだか
遠ざかってしまうような
寂しさもある

自分の周波数に会った
若手のどなたかをと探して
出演者情報も調べずに
出掛けて来た小さな寄席

そこは
若手の二つ目だけが
毎日 日替わりで出るから

その中から
好みの若手を見つけ
なんとなく
匂いが合えば声を掛けてみる

そこで
良い感じの言葉が戻れば
興味を持ち
追い掛けてみて

いくつかの噺を聴き
これかな?
いや 違うかな? なんて
失礼ながら判断する

噺家との関係性は
演者とお客とになる前に
一種の審査員だとも思う

それでも
いずれ仲良しになれば
友となり

時と共に
彼らは師匠と呼ばれ
なんとなく
遠ざかる

もちろん
それで良いと思っているし
それでなくてはならないとも
思っている

そうだ
無名の前座から
二つ目
真打ちと歩み

弟子が出来
師匠と呼ばれ
大看板となれば…

そんな成長過程を
見たいのだなあ

いつか
その中から
名人と呼ばれる方が
現れたならば
僕の持つ価値観は
正しかったと微笑むのだろう

さて
今年もまた仲良くたちが
その真打ちとなる…




ただし
この真打ちがスタートラインで
二つ目と違い
ギャラが上がる

ということは
席亭たちは
そこそこお客を呼べないと
呼び難くもなる

そう
真打ち1人よりも
二つ目2人を呼んだ方がと…

暇になるか
多忙となるか
これまた
プロの世界…