お袋は
なんとか落ち着いたようで
食事を摂り
風呂にも入り 寝てくれた
さて
大きく変わり出した
この渦の中
しっかりせねばと
力んでみれば
先に手術予定を組んだ
脇腹の痛みは増して
自分も
そろそろ齢なのだと
実感した
90になるお袋と
94になる親父とが
健在であることが
とても有り難く
今
頼りにしてくれたことにも
感謝してみれば
このポンコツ息子
長年
迷惑を掛けて来たことを
詫びるかのように
全力を尽くしてみる
いつか
僕の持ち時間を
3つに分けて
親父とお袋とに
足して欲しいなんて
願ったことがあった
もしかすると
神様はそれをすでに
叶えてくれているのかも
しれない
ならば
僕の時間も
さほど長くはなく
それで良いと
ありがとうと
思ってみるが
もう少し
やらねばならないことが増えて
それらを
やり切るまではと
すればきっと
若い頃
停滞したロスタイムが
そこそこあるはずだと
願い出てみようか
生まれながらの
本家の長男
背負うものは
多かったけれど
おかげで
冒険することなく
無事にここまで来れた
振り返れば
この生き方は
間違ってなかったと
自負してみる
子供たちは
それぞれの場所へと巣立ち
その先の未来の入口を
見せてくれた
実家を出て40年
おろそかにした
親たちとの関係を
今 引き戻そうとしてみれば
やはり
このタイミングで
良かったのだろう
さて
この年末年始は
いつになく
忙しい時間となりそうだ
幸あれ…
すれば
今頃
間に合ったかのような
親孝行
いつか
誰かが
結婚は最大の親孝行だと
言ってたけれど
付き添うことが
今は
何よりもかと思ってみる



