調べれば…
功徳とは見返りを求めずに
善いおこないをすること とある

更には
陰徳のような
誰にもその行いを見せず示さず
そっと ってこともある

それでもきっと
神様は見ていて
その行いに
微笑んでくれているはずで

すれば
目に見えるご褒美はなくとも
包み込むような幸と

危険を回避する術とを
そっと添えてくれるのだろう

それがたとえ
偽善であったとしても
行う行為は同じとなるから

その心を読んだとしても
それでも神様は
褒めてくれるはずと…



そう
偽善で結構

ゴミにも宿る


それを行うことにより
必ずその場は
良くなるはずだから



先日の山登りでは

ゴミ袋を抱えながら
ゆっくりと仲間たちの後を歩いた

そして
目の前に見えたゴミを
ひとつひとつ拾い
下山すれは
ゴミ袋一杯となっていた

もちろん
そんな姿をみせたくないから
1番後から登ったわけではなく

途中で
そのゴミを拾うが為にかがむと
その後たちの足をも
止めてしまうからで

ならば
最後位からならばと
決めてみた


昨今
山のマナーも良くなって
あの頃ほどのゴミはないけれども

それでも
登って降りたならば
缶に 瓶に
紙に ビニールに
ペットボトルにと…
ゴミ袋が一杯にもなる

ゴミは
それ用の匂いの出ない
防水のガベジバックへと入れ
自宅へと持ち帰り
種類を分けて処分する

すべては
綺麗な山に登りたいからで
それ以上でも
それ以下でもない

ここに
そんなことを書き込むことすらも
偽善と言われても仕方ないが

それでも
ゴミを無くすことの重要性を
知らせることが出来たならば
それで良し

山は人間たちのものではなく
特に
野生動物たちのテリトリーばかり

そこへ
自然界にないはずの
あれこれが放置されただけで
環境は悪化する

土に還るものは
そうはなく
あっても
長い時間を必要とするから

その間
そこで暮らす
動植物たちに悪影響を与えてしまう

すべては
共存あってこそ
成り立っている環境で

土の中の
ミミズでさえも
大切な仲間なのだと思って欲しい



目の前のそのわずかな命ですら
やっと辿り着いたもの

僕らの都合で
それを絶つ権利はない

すべてに
命は
宿っている