今年は
昨年より
10日ほど遅れての日光
いろは坂を駆け上がれば
すでに
明智平にも紅葉の姿はない
すればもちろん
中禅寺湖にも
戦場ヶ原にもあるはずはなく
山はすでに白く染まり
真っ白に輝く
白樺の木だけが
その美しさを残している
そこから先は
冬用タイヤでとの表示板が止めに入り
金精峠から来る車は
雪に覆われている
冬は足早に近づいて
わずかな秋を包み込む
きっと
更に10日もすれば
ここももう
白一面となるのだろう
おかげで
すでに人影は少なく
そのほとんどが
外国人観光客となり
日光はまるで
よその国のようだ
日光の街へと戻れば
更に多くの
外国人観光客ばかり
紅葉もまた
すでに終わり掛けており
10日ほどの遅れを
後悔などしてみるが
もう戻らない
紅葉は更に下界へと降りていて
結局
帰り道のサービスエリアでのそれが
1番美しく残っていた
しかし
どこにもここにも
熊出没の表示はされて
それを回避する僕らを尻目に
外国人観光客たちは
微笑みながら縦走した
山から降りて来る
今日はとても良い日ですね! と
声を掛ければ
ええ
ここは別天地だと
微笑んでいる
人生ってもんは
楽しんだもの勝ち!
1度でも多く
笑ってみよう
さて
本日もまた
もうひとつの目的があり
30年前
お世話になった小平さんの
足跡探し
当時
80歳を越していたから
もう
会えないことは分かっている
ならばせめて
墓参だけでもと
小平さんを知る方を探し
時折
こうして
中禅寺湖畔を彷徨っている
しかして
本日もまた
タイムオーバー
また次回への
宿題となった
この国も
そろそろ
冬に包まれたようだ













