雲はすぐに流れて
その風景は
わずか一瞬で過ぎ去ってしまう
たまたま
その光景を目に出来たならば
手元のスマホを取り出して
パチリ! と記録する
それでも
撮りながらその景色は変わり
わずか5分で
その姿を消す
昨日の夕暮れは
近くのショッピングモールの
屋上駐車場へと戻ると
西の空が輝いていて
車へと戻る前に
荷物を抱えたまま
その場所を探し
パチリ!
直後
その景色は消え去って
すぐに日は落ちてしまったから
きっと
そこからその風景を見たのは
僕だけだったかもしれない
それでも
わずか数秒 遅く
落ちる日の中に
見えていた虹には
間に合わなかった
それはまるで
僕らの人生のようで
輝けるのは
わずか一瞬なのかもしれない
巡るタイミングは
うかうかしてると見逃してしまい
もう2度とその場面は戻らない
特に
男女の仲は
衛生の軌道のように
一瞬 大接近するが
その時を逃すと
誰かに拐われてしまい
僕らの持ち時間の中では
もう2度と出会うことのないほど
遠ざかってしまうのだろう
さて
毎晩
真夜中に目を覚ますと
必ず
天井に1つの玉響がいて
それは
まるで僕を
監視しているような
護衛しているようなで
そう
大勢ではなく
必ずひとつな光景は
もしや
その晩の担当なようなで
ありがとうと
言葉を吐いてみるが
分からない
昨日
1番下の孫だけを連れ
娘と出掛けた実家では
仏壇へと手を合わす
その孫に
多くの玉響たちが姿を見せて
歓迎してるかのような光景
仏壇には
板状に記された
100をも越す位牌が納まっており
一族で
1番若い
1歳の孫は
まさにその集大成な姿
きっと
喜んでくれたのだろうと
僕もまた
手を合わせた
還暦を越し
突然
見えなかったものが見え始めて
不思議なことに
包まれている事実に氣付き
それらを大切に想えたならば
自ずと道は開けるようだ
ありがとう


