実家へと戻れば
真っ先に仏壇に手を合わし
ありがとうございますと呟けば

ほら
多くの玉響たちが姿を見せて

やはり
守られているのかと
更に一礼する



ここには
板状に直した位牌が
箱に入り納められていて
その数のあまりの多さに
背筋を伸ばす

本家の長男
絶やすことなく
これらを守らねばならないと
改めて心する




還暦を越し
突然 見え始めたそれらは
きっと
何か意味することがあるのだろうが

今まだそれは
分からない

お寺も
神社も また然り

特に

善次郎の奉納額が納めてある
実家近くの氏神神社では
鳥の姿の何者かが
上空から物凄い速さで

舞い降りて来る



鳳凰かと
思ってみるが
それもまた 分からない






まるで
不思議な世界に
迷い込んだかのような今

何かに
包まれている気配を
感じながら
感謝してみる