還暦を越し

持ち時間は有限なのだと

心することが増えた


突然

ぱふを失い

リタイア後

キャンピングカーに乗り

カミさんと3人で

この国を周ろうかと思っていたことも

間に合わなかった


思う

何かがあれば

遠慮せず

やらねばならないことを

痛感してみる


あと

どのくらい? って

呟くことが増えた


それが分かるのならば

知りたくもなるが

先の見えない

運任せしかないのだろう



まずは

次々と目の前に現れる課題を

正しく見極め

次の交差点

右か

左か

直進か


それとも

後退か なんて

その場で判断せねばならないことへの


健康

安全

安定だけを

願ってみる


ふと

自分がいなくなった世界を

想像してみるが


きっと

世の中は何も変わらず

坦々と過ぎるのだろう


歴史に何ひとつ残すことなく

家族も

友達たちも

きっと5年もすれば

忘れてしまうのだろう



もしも先に

死因が分かれば 氣を付けるし

その年齢が分かれば 覚悟もする


そんなことだよ

ご同輩…