カミさんのお腹に
長女が宿った35年も前
ぶらり
長瀞から秩父へと
列車での旅をした
その時
これ 良いね! なんて
秩父の画廊で観た絵画が
今頃 氣になって
時折
カミさんと2人
秩父の街を彷徨ってみる
記憶の中のそれは
ぼんやりした風景画で
なんとも
心安まるものばかり
確かこの辺りにあった画廊と
探し周ってみるが
分からない
あちらこちらで尋ねてみれば
かつて
確かそこは画廊だったそうで
それしか手立てがないものだから
もう
行き詰まってしまった
画家の名も分からず
その絵すら
すでに
ぼんやり遠ざかってしまい
果たして
それはどんなだったのかと
思いながら
いつかまた
どこかで出会うことを
願いながら…

