昨今
山ですれ違う
若い娘たちが
とても綺麗で
振り返ることばかり
あの頃
こんなに美しい娘たちが
山にいたっけ? なんて
失礼を思いながら
そう
山で惚れた女は
本心ではないと
いつか誰かが言ってたのは
やはり昔は
登山する女性は少なく
山男たちは
うっかり惚れてしまったのだろう
でもでも
それが今では
都会の街を歩くような
そんな娘たちが
ザックを背負い
最先端の山の衣装を羽織って
それがなんとも美しい
それは若い山男たちも同じで
イケメンな姿で
目の前を通る
野暮ったさのない
軽く
機能を備え
しかも
ファッショナブルな衣装が
多くのアウトドアブランドから
発売されて
それをまるで
ファッションショーのように
着こなす若者たち
それを横目で見ては
もう届かない
もう似合わないと
あまりにも高騰した
それらの価格に
尻込みしながら
彼らの姿を羨ましくも思う
そう
アウトドアの用具は
山登りの道具は
あまりにも高額になってしまった
それはもちろん
それなりの機能を持ち
かつ
カッコイイのだけれど
無理してそれらを
羽織ってみれば
出掛ける予算が削られてしまい
ならば
旧モデルで我慢して
その分
多く出掛けた方がと
僕ら世代は思うわけだけれども
特に
舶来ブランドは高く
この国にも
同等以上の
ブランドがあるではないか! と
思ってみるが
他人との差別化をせねばと
思う気持ちは
分からんでもない
いずれにせよ
それが出来るのは
若い内だけなようで
家族を持てば
それどころではなくなり
また
齢を追えは
それもまた
似合わなくもなるのだろう
失礼


