芥川龍之介の命日は
7月24日で
その日を河童忌と言うそうだ
ガキの頃
小学生の頃
釣りに出掛けた
田舎町の実家近くの用水路で
ミミズを付けて沈めた針の
ウキをじっと見つめていると
突然
後ろ側で ドサッ! と音がして
振り返ると
何かが飛び込んだ様子
感覚では
大きなカエルのような
違うような
咄嗟に
カッパ? なんて思ったのは
当時
カッパッパー 黄桜 なんてCMと
河童の三平なんて
怖いテレビドラマがあったから
手足があったような
無かったような
急いで帰り
お袋に
川に!
河童がいた! と話すと
はいはい
それは
ラッキーでしたね なんて微笑んで
見間違いか
それともか みたいな対応
しばらく
氣になって
おっかなびっくりしながら
何度もそこへと通ったけれど
もう
そんなことはなく
大きなライギョが泳ぐ姿
もしかすると
ライギョだったのかな なんて
思い始めて
そのまま
忘れてしまった
カッパ
先日の上高地で
河童橋のたもとに腰掛け
その標を見れば
芥川龍之介の河童の… とあり
そうだった
あの小説
どんなだったっけ? と
書棚から引っ張り出して
読み返してみた
なるほど
精神状態の悪い患者が
話し出す物語で
その年
芥川も自ら命を絶ったとある
その命日を
河童忌というそうで
もうすぐ
その日がやって来る
上高地の梓川に掛かる
河童橋辺りには
もしやあの頃
河童がいたのだろうか?
ならば
浅草のかっぱ橋にも?
浅草なら
いたかもね…
さて
もうすぐ
没後100年
35歳だったとは
あまりにも惜しい…
芥川龍之介が
スライを聴いて…
やっぱり
時空を飛べたのかなあ






