その美しい娘は
僕の側へ駆け寄り

あたしね
未来から来たの! と言った



何かの詐欺かと
相手にしないでいると

僕を
ひーおじいちゃんと呼んで
微笑んでいる

ひーおじいちゃん?

そうよ
孫の咲良の 娘

キミが… ?

母は
何かあったら
ひーおじいちゃんの所へ
行きなさいと

すれば
きっと何とかしてくれるはずと

何があった?

あたし
生まれつき
不思議な力があってね

時空を飛べるの

えっ?

そうよ
ひーおじいちゃん
あの頃 毎日
玉響たちと話してたでしょ?

ああ
でも なぜそれを…

いつか
おばあちゃんに
そんなことを言ってない?

なるほど
でも…




ひーおじいちゃんの残した
スマホの中に
それは沢山の
玉響たちとの映像が残ってたから

おばあちゃんは
それを…

それで?

それを
母と調べたらしく

すると
玉響たちから
次に生まれる娘には
特別な力を授けると…

そんなことが?


あたしがその娘






母は
新体操の選手となって
五輪で優勝し
そこで知り合った
カナダのコーチと結婚したの

そうか
それは良かった


どうした?

いつか
ひーおじいちゃんが望んでいた
選手の姿を見せたいから

時空を飛んで
その日へ
連れて来て! って

なるほど
そういうことが…

そうか
僕は間に合わなかったのか

そこで
目が覚めた



五輪か
すると
2040年かな

ブリスベン?

いや
まだ決まってないよね…