本日

あの頃のバイク仲間が
突然
訪れて来て

また
大型のバイクを
買い足してしまったと
微笑んでいた



今回のが1番大きなエンジンで
なんと
2500cc

すれば
これで4台持ちとなり
1800cc
1300cc
230cc なんて
かなりの ひと財産



昨年
マンションから
念願の一軒家へと買い替え
バイク用のガレージも作り

更には
車も高級外車2台なんて
結構 景気の良い話

こちらから遊びに行くことはなく
それでも
時折 こうして訪ねてくれる

還暦でバイクを降りて
はや4年
これでもう
全国に100人はいた仲間たちを
失ったと

いや
こちらから縁を切ったと
思っていたが

こうして時折
遊びに来る仲間は
なかなか そうはいかない

来月には
静岡での集まりがあるが
車でも電車でも良いから
来ないか? というお誘い

わかっちゃいるが
これに参加すると
やっとこさ終えたバイク遊びが
また… なんてことにもなりかねない

せっかくだが…と
今年もまた
お断りしたが
それで良いと思っている

さてすれば
彼はちょうど10歳若く
来年には55歳
最初に僕が降りた齢となる

見掛けは若いが
腰が悪く
そろそろか
まだまだかと思案中だそうで

でもきっと
来年では
僕と同じように
仲間たちが降ろしてくれないはずで

すれば
僕のように
還暦の節目を言い訳にして
キッパリ去らないと難しいようだ



あの頃は なんて
話は長くなり

降り時は
僕のように必ず来ると
微笑んでみる

そう
それは
明日かもしれないし
10年後かもしれないと

見えないどなたかが
その時を見極め

時には故障させ

時には痛みをも伴い
必ず 止めに来るはずで

その時は
それに逆らうことなく
従ったら良いと

すれば
怪我することなく
バイクって楽しかった! と
微笑んで終えることが
出来るはずと

更には
後ろ髪引かれながらも
そこの仲間たちと
縁を切ることもと

せねば
その流れはいつまでも続いて
間違えば
また戻されることにもなると

そう
仲間とは
その遊びごとに
少しだけいれば良い

そして
その1点だけで
繋がっていたら良い

間違っても
そこから
別の遊びへと
誘ってはならない

それが
楽しくいられる
1番大事なことだと改めて思う

失礼