先日の
野反湖の小さな売店には
わずか4つのテーブルがあり
簡単な食事が出来る
僕らもまた
歩き出す前にと立ち寄り
コーヒーとピザとをお願いし
食べていると
あらま
いつの間にか混雑となり
見れば
目の前の
ひと回りほど年上のご夫婦
席がなくて困っている
ならばどうぞと
4人掛けの半分を
相席にと荷物を片付けて
お声を掛けた
すれば
微笑んでくれて
どちらから?
カクカクシカジカで
あらま
奇遇ですね
お近くとは… なんて
長話となった
ではお先にと
出れば
また
その湖畔への道でお会いして
先ほどは… と
微笑んでくれる
ではまた
どちらかで! と
別れたけれど
きっとその
また! は来ないのだろう
それでもその場
お互いが楽しく微笑むことが
出来たことに感謝してみる昨今
ハイキングから戻ると
またそこでお茶を頂きたくなり
お邪魔すると
外国人ばかりの席
それでも
タイミング良く
1つのテーブルが空き
コーヒーセットを頂いていると
今度は
老夫婦が入って来られて
これまた席がない
ではと
もちろん! と
こちらで宜しければと
相席をご用意すると
良い笑顔で微笑んでくれて
これまた
長話となり
人生の諸先輩方からの世間話は
聞く側の僕らには
とても微笑ましい時間となり
ではまた
どちらかで! と
お先に失礼した
これらの方々と
もしもまた
どちらかで本当に
再会出来たならば
きっとその時は
友となれるのだろう
そう
昨今
そんな旅がとても楽しく
わずかな機会でもあらば
お声を掛けてみる
すれば
必ず長話となって
そうだ
皆
誰かと話したいのだ
楽しい時間を
ありがとう



