立春から数えて
早くも 88日となり

いつかの歌のように
お茶の葉を詰み出す頃となった



農作業もまた然り
八十八と書けば 米となる

そうだ
田植えの時期だ

あの頃ならば

そろそろ田植えかと

一族が集まり 微笑んでいた頃だ

米作り


米作りを辞めて
もう5年

素人が
楽しみ半分
安全性半分で
作ってみた10年

無農薬というのは
虫と草との戦いで
難しいことを痛感しながらも
それなりに
それなりの米は出来た




けれども
天候には勝てず
台風で全滅! なんてタイミングで
諦め

それでも
一族が笑顔で集まった田植えは
良い経験となった

20年ほど前
昔から知り合いだった不動産屋に
安い田んぼがあるがと
騙されて買った親父

それは
農家でなくては売買出来ず
仮登記によるもので
自分のものにはならなかった

それでは困ると
ならばどうしたら? と

すれば
農家になれば
本登記が出来ると知り

ならば
農家になろうと
素人が米作りを始めてみた

そして
そのすべてを農協へと出荷し
5年ほど経った頃
農家証明なる許可が出て

めでたく
その農地を手に入れた





それから更に5年
その素人も米作りは
上手になって来たけれども
その年の台風で 全滅!

親父も高齢となり
そろそろ辞め時と
思っていたところへ

その田んぼ
畑にしませんか? と
これまた残土のブローカーに騙され


そこは畑となった

しかし
その残土では
すぐに作物は作れず

近くの農家に相談すると
ではお借りしましょうと言うわけで
そこは今
麦畑となり
土も畑の土になって来た

大きさで言えば
7反5畝
2250坪
そこそこ広大である

それよりも
その土地代は安いが
トラクター等の機械代は高く

楽しみで作ってみたから
赤字は仕方ないが
農家としての経営は
無理だと思う


米の価格が高いと言われるけれど
とんでもない!
今までが安過ぎたのだ!

それは
作ってみて分かることで
どれだけ手間が掛かるかと
数えてみれば
確かに米という字に現れていて

そう
88行程も掛かっている

そんなわけで
わずか10年
そこへと参入してみた経験は

楽しかったことばかりで
やはり日本人は
米なんだなあと
改めて思うわけだ

もちろん
機会があれば
また田植えをしたいと思うが
すでに
多くの機械を手放してしまい

また新たには
もう難しい

それよりも
親父の友達で
群馬の山奥の農家の方が
それはそれは丁寧に米作りをしていて

数年前
なんと
世界1の称号を頂いた

今では
その方から
一族が食べる分だけ
お譲り頂いて

これぞ! と
微笑んで食べている


先日
テレビを観ていたら
田んぼではなく
畑での米作りをと研究された方が
田んぼと変わらぬ米が出来たと
話題になっていた

すれば
水の管理もなく
88もの手間から解放され
楽な米作りが出来るそうだ

ならば
いつか実家へと戻った頃
預けてある畑を返して頂き
僕も畑での米作りをなんて
なんとなく
思ってみるけれども…


そうそう
先日のアースデイ東京
アファンの森財団の
手伝いにと出掛けたら

近くのブースでは
米作りをと微笑んでいて
それを試す
米種と資料とを頂いた




なんだか
久々のそれに嬉しくなって
昨日 その土を準備し
種を水に浸けてみた


芽が出た頃

そのプランターに移植し

すればそこは

小さな田んぼとなる

さて
わずかではあるが
今年は我が家の庭にも
稲が戻るのだろう

そんな
ささやかな楽しみもまた
幸せを運んでくれるから
わずかな情報にも
常に耳を傾けていたいと
思ってみる

さて
その米種
わずか1粒は

上手く育てれば
なんと
500〜1000粒にもなるそうだから
丁寧に
育ててみようと思いながら…





本当は
実家へと戻った頃
その広大な畑に
お茶の木を植えて
お茶農家にでもと
なんとなく
思っていたわけだけれど

はてさて
それは
どうかな…