ちょいと時間が取れて
では温泉にでもと
草津へ急ぎ足



先月
雪と氷とに覆われていた街が
わずかひと月で
その姿を消し
スキー場にすら
ほとんど残っていない

遠くの山には
今まだ雪の姿は見えるが
この国も春で包まれた

今は
ちょうど新年度が始まり
また
ゴールデンウィーク直前の
平日のど真ん中

さほど混んでいない草津の街は
コロナ禍以来で
のんびりしてみる

桜は咲き始め
今週末からの連休には
多くの観光客が訪れ
黒山の人だかりとなるのだろう



以前は
年配たちの街だった感が

昨今
若い方々や
外国人たちの姿ばかりとなり

街はそのように
リニューアルされて
明るい
温泉リゾートに変わった

しかし
それとは逆に
綺麗になったホテルは
あまりにも高値となり

家族で来たら
いったいどれほどの予算を! 
なんて時代

それでも
週末には予約が取れないほど
賑わう街となり

当時を知る僕らは
何だかなあと
便利さと引き換えた
時代の変化を嘆いてもみる




目の前では
今また
ホテルを建設中

スキー場の前には
なんと
星野リゾートがやって来る

すれば
更に若者たちの街化は進み
湯治場感は消えてしまうのだろう

そしたら
年配たち客は
老人たち客は
果たしてこの街に
残るのだろうか




先月

雪に覆われ

賑わったゲレンデも

もう誰の姿もなく


氷点下18℃で吹雪かれ

身動きも出来なかった場所にも

草花は咲き


忘れずに巡る季節を

後追いするかのように

ひとり

佇んでみれば


またしても

あと何度?

あとどのくらい? と

自分に問う言葉が駆け巡る


さて

この夏は

何をしようか…