大谷くん家に
子供が生まれたと
そんなニュースで微笑んでいる



やりやがったな!
すべてを手に入れたな! と
羨ましくも思うが
それなりの努力をした男




昨今
長嶋さんとのCMで嬉しくもなる


一昨日の
渋谷のハチ公の前にもまた
大きな看板はそびえ
ここだけはと微笑んでみる


今朝はすでに試合に戻り
1番DHで出場している



野球を観ることを辞めた僕を
大谷くんがまた
連れ戻してくれた

誇らしき日本人
若者たちは
この国に留まることなく
世界へと出ねばならない

資源なき国
若者たちこそ
この国の資源なのだ



僕の机には
長いこと
長嶋さんのフィギュアが2つ
並んでいる

これは
長嶋茂雄 背番号3の記憶
魂のフルスイング と称され
あの頃
迷うことなく買い求めた




今回
大谷くんのフィギュアが
以前のエンゼルス姿に続き
ドジャース姿で
受注生産されるそうだ

これは
そこそこ売れるはずで
ならば とも思うが

そろそろ
断捨離をせねばと
少しづつ オモチャを
手放しているところだから
もう増えることはない


大谷


大谷



あの日
叔父に連れられて出掛けた
後楽園球場

そうだ
ミスターの引退試合だ!

あれだ
永遠に不滅です… ってやつだ

ガキの頃
野球が好きで
でも下手で

打てば空振りか
ピッチャーフライ

守れば
ゴロが怖くて
エラーばかり

それでも毎日
帰宅すれば
グローブを持って広場へと集まる

いつか
長嶋さんにファンレターを出したら
なんと
サインが届いた



それから
僕の中では
長嶋茂雄だけ

大人になってからも
仕事で通る田園調布では
素通り出来ず
長嶋さん家の前を通り
そっと
表札を確認などする

メジャーリーグへの道が

広がった現代

多くの若者たちは国を渡り

こうして

まさかのスーパースターが出現する


しかし

それでも

僕の中では

今まだ
長嶋さんを越える者はなく

きっと
これからも
現れないのだろう



それは

昭和という時代に

育った僕ら世代だから…