子供たちは巣立ち
気が付けば2人
賑わった頃を振り返ってみるが
それは今
彼らの家族へと流れ
小さなケーキをつまみながら
あれから
35年かと微笑んでみる
70まで生きられたら
それで良いと
カミさんは言う
身体に支障が出てまで
長生きしてもと
微笑んでいる
そう
お袋さんは63だったから
もう少しで
追い付いてもしまうからか
そんなことを
思う齢になったかと
苦笑いしてみるが
それでは困るなあと
僕よりも後でなくてはと
願ってみる
それはやはり
孫たちの未来を見たくなったのと
親たちのDNAが
正しく繋がっていたならば
支障なく
90には届きそうなこの身体
最後半
男の独り身は
きっと寂しいと
想像してみるが分からない
還暦とは
そういう齢なのだろう

