世の中
ブームはやって来て
仕方なくも去る
あれだけ流行った
あれもこれもが
突然 去って閑古鳥なんて
そんなことの繰り返しを
何度となく見て来たけれど
演芸もまた然り
漫才ブームも去り
それもまた
世代を変えて
幾度も訪れ
でも僕ら世代は
やすきよの頃しか分からず
その後の方々には
興味は薄く
すれば
落語もまたそれで
あの頃
ガラガラだった寄席が
今
知らぬ間に満席にもなって
予約? なんて
嘆いてみる世代
それだって
突然 売れたわけではなく
ガラガラだった彼らを観て来た中で
やっと! かと思っていたら
突然 ドカン! と売れて
やったね! と微笑んでる内に
チケットが取れなくなった
そこで
その頃からのファンへ
どう対応するかで
その先々も決まる
何も対応せねば
な〜んだ! なんて
アンチに回るが
特別枠の
特別待遇でもしたら
生涯 味方にも付く
しかし
それもまた飽きっぽい日本人たち
必ずブームは去り
やっぱりか! と嘆くことに
でもまた
それはやがて戻って
その間 我慢出来た方々が残る
若手は次々と現れ
先輩方は
その時代を終える
やがてその若手も
師匠と呼ばれ
弟子を取り
その弟子もまた
師匠と呼ばれる
そんな繰り返しの中で
1度くらいのブームは来て
その波に乗れたならば
きっと名を残すのだろう
さて今のこの
異常なほどのブームが
ちょいと怖いのは
そろそろその終演かもと
思ってみるが分からない
ただし
どの世界も同じで
売れた者
売れなかった者
その差は大きく
天と地くらい差は出来る
成金たちを筆頭に
芸協が賑わって
落協を越してしまった
さあ
どーする?
さあさあ
どーする?
どーする?
失礼
しかしね
飽きっぽい僕が
ガキの頃から
なぜかこの落語だけには
ずーっと ブームが続いているのが
不思議だ…
それはきっと
談志師匠がいたからだろう…




