時間は無限だと思うまでもなく
そんなことすら
考えもしなかった若い頃
それでも
時は来て
目の前の現実と向き合う
そんな順番な今日
振り返ることばかりが増えて
未来を不安視し始めて
お世話になった方々は
順番を無視して
目の前から消える
言葉を失い掛けて
言葉を探してもみるが
そこに合う言葉は見つからず
仕方なくも
別の言葉で繕ってみるが
残念ながら
その言葉ではなく
いずれそれが現れた時に
差し替えれば良いと
諦めた顔をして
その場を終える
時間は一瞬も止まることなく
目の前を通り過ぎる
僕が
抵抗しても
しなくても
それは何も変わらない
ただし
わずかでも抵抗すれば
なんとなく
時の流れる速さを
遅らせた感は残る
老いは目の前にあり
それは
自らではなく
他人の姿で確認などして
唖然とした後に
鏡を覗き込み
なるほど皆と同じかと
認めることとなる
あとどのくらい? と
数えてもみるが
おおよそは分かっても
そのおおよそすら
正確なはずはなく
倍かもしれないし
半分かもしれない
通り掛かった神社では
時間あらば
一礼し手を合わす
願いはいつも
健康と
安全と
安定とだけ…
そこで
伝わった感があれば
玉響たちは姿を見せて
分かったよと
届けるよと 返事をくれる
今
ここにあることは
当たり前ではないと
多くの幸運が重なってこそ
今があると
そして
未来もまた
当たり前にあるはずはなく
これからの幸運が
重なってこそやって来ると
それには
背筋を伸ばし
正しく生きねばならないと
そして
自分だけでは成立しないものとして
共にと
周囲と一緒にと
手を繋ぐ必要もあるのだろう
さて
本日は装いを正し
オジを見送らねばならない
天気は涙雨
やんでくれたら良いなあ



