ガキの頃から
アメリカへの憧れは強く

それは逆に
ヨーロッパには
一切 興味もなく

そう
欧州の古い歴史などよりも
新しき強い国へとばかり

それもいよいよ最終章のようで
あれだけ憧れたアメリカですら
もう飽きたのか
それとも時代が変わったのか
はたまたそんな齢なのか
ちょいと疲れてしまい

今は
やはりこの国の和を
まさに温故知新を
訪ね歩くことが
心癒されるわけです

そんな時
突然現れた善次郎は
旅せよ! とばかし
多くの課題を出して

ならば
その道 歩いてみようと
少しづつ同じスピードで
当時のままそこにあるものを
探し歩く日々



すでに切れてしまったパスポートを
また取ることもなく
そんなこの国を見ずして
世界まではと
なんとなく思うのは
やはり
還暦という齢を
越したせいなのだろうか

それでも
長年ご無沙汰してしまった
多くの友達たちを訪ねて
アメリカ全土を旅せねばとも
思っていたら

なんと
コロナに襲われて
その機会を奪われ

そんなこんなしてる内に
アメリカの情勢は変わってしまい

すでに
その興味すら薄らいでしまったのは
やはり
便利さと引き換えた
SNSの仕業なのだろう

会えずとも
手のひらのスマホなる箱ひとつで
いつでも
しかも無料で
笑顔を確認出来るテレビ電話

なんとしたことかと
微笑みながらも
それもまた
違うのではないかとすら
思ってしまうのは

当時
不便さの中で
必死にもがいていた
僕ら世代だからなのだろう

そんな
わずか40年で
急激に進歩した今も

更にまた40年もしたら
あの頃は… なんて
今の若者たちは
僕らのように
懐かしくも振り返るのだろう

そう
まさに今を生きているって
わけだ…