魚釣りで
1番大事なことは
魚がいる所で釣るってこと
今朝は
魚釣りの夢をみていた
3人で
水溜りのような川で競っているが
魚の姿はない
先立った彼らは
何度も
ルアーを投げては巻き戻し
釣れないと嘆いている
僕は
ここ1番の毛針を付けて
フライの竿を振っている
あいつが
この川はダメだから
他所へ行こうと叫んだ
ではと
車で
あいつの
スポーツトラックの荷台へと
乗り込み
次の場所へと移動した
そこは
見事な渓流で
ここならば! とあいつは微笑む
よーし!
勝負だ! と微笑んで
彼らは
胸までのウェーダーを羽織り
その川を渡って行ってしまった
僕は川のこちら側から
フライを投げて
ヤマメたちと駆け引きをしている
彼らは
川の向こう岸から遠投し
ルアーが
僕の目の前まで飛んで来る
すると
目の前の魚たちは
そのルアーを追い
川の向こう岸で食いつき
釣られてしまう
ならば僕もと
川の向こう岸まで
フライの竿を振り
遠投してみるが
残念ながら
魚たちは振り向かない
その内
その川に靄が立ち
向こう岸が見えなくなってしまった
おーい!
そろそろこちらへ
戻って来ないか! と問うが
言葉は届かない
近くにあったはずの
橋は消えてしまい
ウェーダーを羽織っていない僕は
向こう岸へと渡れず
どうしたものかと思っていると
僕の投げた毛針に
反応があり
あれ?
釣れたかな? と
糸を手繰り寄せてみた
すると
そこには
上流から流れて来たであろう
丸太が引っ掛かかっていて
その上には
ぱふが座っている
これは? と問うと
ここは
三途の川
あちら側へと渡ってはダメ! と
ぱふが止めに入る
では
お前は? と問うと
反対の岸から
赤い糸で釣りをすれば
その糸に釣られ
手繰り寄せられたならば
その時だけ
川を渡れると言う
なるほど
確かに
ここへ来た時
僕の糸は
赤くなった気がした
では
彼らは? と問うと
彼らは
自ら川を渡ったので
こちらには戻れない
そして
彼らの投げるルアーに
釣られたら
その方々も
向こう岸へと
連れ去られてしまう
まさか!
そう
それが
まさか! って坂だよ って
ぱふは言う
私も
2年前
その
まさか! で
釣られてしまい
向こう岸へと…
そうだったのか!
では早い内に
川から離れよう
そう思った瞬間
ルアーが飛んで来て
ぱふに…
パパ!
ぱふ
その手を離すな!
今
その糸を切るから…
格闘しながら
目が覚めた
登り坂
降り坂
そして
ま さか! かあ…
彼らも
その
ま さか! だったなあ
出来るならば
呼び戻したい
明日の晩
また同じ夢ならば
丈夫な赤い糸に
彼らの好きだった
ウイスキーの瓶を付けて
向こう岸へと遠投してみよう
すれば
きっと
釣れるはずと…


