今朝は
夢の中で
ずっとこの曲が流れていて


風景は
ずっと
向こうを向いたままのキミ

それを

何とかしたいけれど

力足らずの僕


一瞬だけ
振り向いてくれたけれど
でも
それだけで 終えた夏

不思議かな
あの頃って場面は
今まだここにあって

なかなか
振り向いてくれない彼女が
振り向いてくれたのは
帰りの船での別れ際

こっそり
近づいて来てくれて

はい
これ! って

右手の薬指にしてた
オモチャのような指輪を
僕の左手の小指にはめて
またね! って微笑んだ

高校2年の夏
新島から戻る
東海汽船での さよなら

すでに社会へと出ていた
2つ年上の女性は
彼女になって欲しかったけれど
背伸びをしても
僕の力足らずで終えた
それは甘酸っぱい出来事で



一昨日 出掛けた
千葉の街で
この街で暮らしてたはずと

何を探すでもなく
見渡した街

そんなこともあったなあと
ひとり
思い出したことが

今朝
夢となって現れたようだ

すでに
その表情は霧掛かってしまい
思い出せないけれど
髪の長い
それは美しい娘だったこと

きっと今頃
どこかで
綺麗なおばあちゃんになっているはずと

ちょいとばかし
美化した 残像…