相棒は言う
今シーズン
涸沢へは
諭吉30枚掛かったと…
なんで? と問うと
揃え直した山道具一式と
そこを目指すが為の
1年を掛け
少しづつ高い山へとなツアー代と
交通費
そう
とあるツアー会社と
モンベルとが組んで
1年を掛けて
低山から高山へと
少しづつ慣らし
最終目標を
紅葉の涸沢に仕立てたツアー
そして
そこに必要な山道具を購入し
その使い方の指導までもある
至れり尽くせりな講習会のような
服に
靴に
雨具に
ザックに
テントに
寝袋に
ポールに
ヘルメットに
ライトに
クッカーに
バーナーに
それからそれから… なんて
それらを一気に揃えたら
トータルすると
確かに諭吉は30枚にもなる
なるほど
でもそれで
行けないと思っていた
涸沢が手に入ったからと
微笑んでいる
すれば
来シーズンからは
その山道具は手元にあり
涸沢へ行けた自信で
その先の
まだ観ぬ風景へと
出掛けられるわけだから
決して
高いものではなかったはずで
それよりも
時間と老いとは
待ってはくれず
益々 加速するならば
決断は早い方が良い
最終目標
山の装備は
それなりに軽く快適になり
年々 進化しているから
今のものを
揃えた方が良い
一度揃えてしまえば
後は出費は必要ないと
誰かが言ってたけれど
そんなことはなく
年々 進化する装備が欲しくなり
また
その方が身体も楽になって
残り時間を楽しくしてくれる
山は
衣食住のすべてを
自らが背負わねばならず
1グラムでも軽くが
快適さを増してくれるわけで
そう
遠方ゆえ
交通費も
食事代も
山岳保険代も… と
あれもこれもと
山は
カネが掛かるのだなあ
でも
それでも
なのだなあ
まだ観ぬ風景を観るが為に
汗かきベソかき
登りますか?
それとも
観ずに終えますか?
ちなみに
閉山した後の
雪の上高地への
テント泊ツアーもあるそうだけれど
さすがにそれは
すべて下からの
長いトンネルもの歩きとなり
それはまだ無理〜 だそうです 笑




