多くの登山者で賑わった
涸沢ヒュッテが
今シーズンを閉じたと連絡を受け
いよいよ北アルプスも
冬将軍の到来となり
また半年
山は白一面に覆われる




寒さ嫌いの僕は
冬山へと入ることはなく
そこへとチャレンジする
YouTuberたちの映像を観て
無事にと願い
楽しむこととなる

今年は
富士山も
北アルプスも
1ヶ月遅れの初冠雪だそうで



そう
昨年の10月に
北アルプスで吹雪かれて
一晩耐えた記憶

それが
今年は11月となり
益々 温暖化かと

そして
遅れ気味の紅葉で
山行の予定を変えねばならない



黒姫山も
昨日 初冠雪と連絡を受け
昨年の今頃
見事に紅葉していた高尾山も
今まだ紅葉せず
再来週の予想が出ている

季節は益々
夏が居残り
僕らはそれに対応せねばならない


山好きの親父は
若い頃
時間あらば
山へと出掛けていたそうで

おばあちゃんは
山奥では迎えに行けないから
倒れるなら
山里の道端でと笑い
送り出したと

そんなことを
ガキの頃の僕に
何度も言って聞かせていたのは
僕もきっと
そんな道を辿るのではと
心配してたのだろう


案の定
山での遭難は
2度

夏山の
奥志賀での釣りと

冬山の
八方尾根でのスキー

奥志賀では
目の前の
高い堰堤を乗り越えるが為に
横薮へと入り
遭難

八方尾根では
隣りの仲間すら見えなくなるほど
吹雪かれて
コースから外れ
遭難

それらは
偶然にも道を見つけ
逃れることが出来た

転落はまだないが
転ぶことは何度もあった

特に釣りでは
川底の動く石に足を取られ
出掛ける度に転び

ウェダーは破け
びしょ濡ればかり

深みにはまることはないが
流れに流されたことはある

外遊びとは
多くのリスクを背負い
自己責任の上で
直前に回避せねばならない

そんなことは

分かっちゃいるが
あと1歩で手が届くと思うと
引き返す力は負けて
無理してしまうのだろう

気が付けば
還暦をも越して
経験は増えたけれども
体力は減ってしまった

あの頃ならば
出来たことが
今はもう届かない

命あってこそ
次のチャンスがあると
先駆者たちは熱く語る

ヤバイ! と思った瞬間を
何度となく
潜り抜けて来れたのは

やはり
守ってくれている
見えない力が働いたのだろう

そして
次はないよ! とでも
言われたかのように
今はもう
無理することはない

さて
今年の秋は
わずかに遅れぎみ

いつもならば
紅葉真っ盛りなはずの山も
イマイチな加減

それどころか
もしかすると色付く前に
枯れ落ちてしまいそうな
そんか気配すらある表情は
やはり
環境の異常事態なのだろう

夏はいつまでも
ここに居座り
秋の時間を奪い取る

冬は寒さを緩め
春もまた
早めに訪れる夏に時間を
奪われる

気候の異常を知りながら
対処出来ない人間たちには
あとどのくらい
時間があるのだろうか…