4年を越したメダカたちが
冬間近に
集団で落ち始めている
すべて
我が家で産まれ育ったわけだから
その命の
愛おしさに涙する
不思議かな
メダカたちは
時折 こうして
集団で去ることがある
もちろん
同じ辺りに産まれたわけだから
同じ環境下ならば
同じように齢を老う
それでも
わずか1日に集中するのは
何らかの仲間意識が働くのだろうか
本日は
100もが落ちて
彼らをすくい上げ
我が家の花壇へと埋葬した
ありがとう
また次の世でも会おう! と
感謝の言葉を添えて…
それは
まずは
花となり
美しく彩ってくれてるかのようで
花を見ては
綺麗に咲いたことを
褒めてもみる
そんなメダカたちの中に
ひとつだけ
真っ黒なのがいて
それがなついてくれて
餌の時間には
いつも真っ先に寄って来る
クロちゃんと呼ぶと
更に動きを増して
もう少しくれ! と頼まれたようで
水面に出ている頭に
そっと振り掛けてみると
嬉しそうに食べまくる
そう
まるで友達のような
そんな存在ともなり
ぱふ亡き今
彼に頼る心もある
毎年
卵を救い出し
メダカたちを救出してみれば
多くが孵化し
楽しみは増える
今年もまた
同じようにとしたつもりが
ほとんど残らなかったのは
先に産まれたメダカが
大きくなって
産まれたばかりの稚魚を
呑み込んでしまったらしい
わずか4〜5年の
メダカたちの時間
ならば
出来るだけ加勢して
あげたくもなる



