本日の黒姫の森は

イベントではなく

勝手に遊びに伺うもんで

特に時間の制限はなく


ならば

手前の戸隠からと立ち寄れば

仕方なくも連休とあり

早朝からの大混雑


もちろん

僕らもその中だから

黙って我慢などしながら



奥社はすでに出掛けたけれど

中社にはまだと

車を置き


そこから

小鳥ケ池 鏡池へとハイキング




観光案内所のオバちゃんに訊けば

熊が出るよ! と脅かされ

ならばと

口笛を吹きながらの登山道


そう

皆 表道路を歩くから

登山道には誰もいない


期待した紅葉は

見頃となり

人影少ないその道は

得した気分での散歩道








中社へと戻ると

更に大渋滞


なんとか抜け出し

黒姫へと


事務局へと着くと

いつものスタッフが出てくれて

昨日の雨は大変でしたと苦笑い



では

ニックさんにご挨拶と思えば

本日は

理事長たちが来ているそうで


まさか

僕に? なんてはずはなく


どうやら

大事なお客様らしい


ならば

ご挨拶でもと思えば

ちょうど

お客様と一緒に森から出て来た


あら!


こんちは!


カクカクシカジカ…


その大事なお客様を

駅まで送るらしく

では また…    なんて



森へと入れば

真っ先に向かうのは

ニックさんが眠る

メモリアルストーン


手を合わせ

献杯! と酒を撒けば

不思議かな

何かに包まれたようで

心伝わった気分


ニックさんは

森となり

森を守り

眠ってなんかいないのだろう


そう

なんでニックさんが

いないんだよお! と

言葉にすると


いるよ

ここに! と

聞こえた気がした



今年もまた

そのマザーツリーの

どんぐりを拾い集めると


すでに発芽したものばかり

ならばと

途中で飲んだ

セブンカフェのカップに土ごと入れ


ニックさん

預かってくよ


大きく育ったら

ここに戻すか

どこかの公園に植え込むねと

呟いた


そう

一昨年のは

そこそこ育ったけれど

公園への植え替えで

枯らしてしまい


昨年のは

撒くタイミングを間違え

乾燥させてしまった


それでも

ここで発芽したものは

これからの過酷な季節で

多くが絶え


また

乗り越えたものですら

自然はそれ以上を許さず

淘汰されてしまう


この先

このマザーツリーに

もしものことがあらば

やはり

子孫を残しておかねばならない


それはもちろん

財団でも行っているだろうが

僕の中でも

その補助をと加勢しておきたい




そうそう

昨年

森ではなく

誰もいないニックさんの自宅の庭で

発芽していたどんぐりは

今 我が家で大きく育ってくれた


これは

黒姫に戻さず

来春にでも

近くの公園にと思っている



さてしかし

昨年と同じ日に来たというのに

今年の紅葉は遅れ気味


戸隠が見頃だったので

黒姫は

あと10日ほど先となるのだろう


草津へと戻れば

やはりここは標高が高く

紅葉は見頃を迎えている



この国の

秋の美しさに

今頃 気付いて


ぼんやり眺めながら

日本人で良かったと

思ってみる…