元気ならば
84歳だそうで
40で終えた命は
その齢よりも
長い年月が過ぎてしまった
僕の中では
あの軽井沢から
勝手に45年が過ぎて
あの日は
39だったのかと
僕は
18だったのかと
振り返ってみるが
もう
多くは思い出せない
それでも
軽井沢へと出掛ける度に
あの日のあの場所へと訪れ
そっとひとりで
目をこらしてもみる
もちろん
何も見えるはずはないが
あの日
そこにいたはずの
ジョンの姿を想像し
また
僕と一緒だった仲間たちの風景も
一緒に振り返ってみると
言葉にならない何かに包まれて
目頭が熱くなる
今でも
その足跡を追い
新たな何かを探しながら
ひとり彷徨う軽井沢
でもすでに
多くは残っておらず
また
あの頃を知る方々も
少なくなってしまった
その代わりに
突然 先祖の存在が現れ
それもまた
それと重なる道であり
もしかして
今へと繋げるが為にと
あの日のシチュエーションを
重ねて置いたのだろうかなんて
今
不思議なことばかりに包まれ
答えの分からない中で
勝手に多くを解釈してみる
今年は
あと1度
軽井沢の街を彷徨う予定でいる
けれども…

