年に1度も
もう11回かと
墓誌を数えてみた今日

今年は都合で
数日早いけれども
多くを思い出して
救えなかったことを
悔やんでいる



呑めば必ず
お互いが譲らず
殴り合いの喧嘩もした

しかしそれは
あいつを認めていたからで
本当の友達を
失った氣がした

墓参の度に思うのは
もう少し力があったならば
あいつを救えたかも? ってこと

それでもきっと
お前になんか! と
あいつは言うだろう

そんな男でも
あいつとは
同じ目線で年老いて行きたかった

そんなことを
墓前で呟いても
戻る言葉はないけれども

昨今 知った手段を試せば
オーブは確かにそこにいて
言葉は伝わっているはずと
微笑んでみる



僕も63となり
あの頃から見れば
フケたはずだが

あいつは永遠に
52の姿のまま
僕らの心に残る

そんなことかと思いながら

今夜はあいつの墓前に

供えた酒と同じサックラで

ひとり献杯などしてみるけれど…