不思議かな
CDの出現により
もう要らないと思ったレコードが
今頃また人気となり
高値で取り引きされる

更には
なんと昨今では
そのCDの売り上げをも越し
レコードこそ
味があると戻って来る

無いものねだりかと思ってみるが
便利さと引き換えた
スマホ等による
ダウンロードなる手段により
無くしたものもまた多いのだろう

それでも
あの頃のプレーヤーや
アンプ
スピーカーなどは

すでに処分してしまい
我が家にはない

ならば
いつかまたと思いながらも
膨大に貯まったCDの棚は
僕を後戻りさせてはくれない

昨今
YouTubeに多くのそれが
アップされていて
いつでも手軽に聴くことが出来る

その為
このCDの山ですら
出番を無くしてしまい

それでも
レコードほど場所を取らないので
棚一杯のそれは
オブジェと化している



さて
人生の1枚は? と
大袈裟に問えば

はてさて
1枚に凝縮出来るはずはないが

あえて選べば
さださんの 風見鶏 となる


高校生の頃
このあたりで
生き方の道が
2つに別れていて
その
こちら側を選んだような

それが正解だったかは
今まだ分からないけれど
きっと
間違いではなかったような

そんなことばかり

振り返る昨今


還暦って齢は

やはり

アガリであり

また

フリダシでもあるのだろう