昨晩
またしても訃報が入り
言葉を失った
仕方なくも
毎年
どなたかがいなくなる
その度
その方との多くを
振り返り
涙し
幸せだったろうかと
思ってみる
まずはご冥福をと
そして
出会えたことへの感謝
更には
また次の世でもと
手を合わし
言葉を探す
♯589
還暦をも越せば
多くの役目は終えた頃かと
誰かが言ってたけれど
それでも
まだまだ
物語は続いていたはずで
そう
太く短くでも
細く長くでもない
若くもなく
老いてもなく
残る姿は
そこそこの姿
時折
おおよその持ち時間を数えてみるが
それだって
そのおおよそにすらならない
またひとつ
手帳に記さねばならない日が
増えてしまった


