目を閉じても眠れないので
仕方なくも
真夜中に五輪を観ていた

すると
ワタガシペアが
メダルを賭けての一戦に勝利し
抱き合って喜んでいる



ひとつ年上の女性とのペアは
なんだか羨ましくも見えて

おい
この勢いで
結婚しちゃうのでは?
なんて思ってみると

ペアを組んで13年
私生活のことは
お互い何も知らないんだそうで

試合後も
一緒に食事すらしないで
帰宅すると

アスリートとは
そんなものなのかと

いや
それだから
長続きして今があるのかと

その不思議な関係は
僕にはわからず

28歳と27歳
ひとつ年上の女性なんて
願ってもないような…

そんな年頃な
はずなのになあ

でもね
これで
火がつくことも
あるんじゃないかな?

さて…




銅で喜ぶ選手
銀で悲しむ選手

それぞれが
それぞれの想いを持って
4年に1度の舞台へと立ち

そこへと費やして来た
時間と努力との集大成に
微笑み 涙する

しかし
その影では
代表に至らなかった
多くのアスリートもいて

彼らはまた
次の4年後を視野に
スタートしている

ところが
更に若い世代の追撃は増して
4年という歳月の厳しさを
実感することになる

若い頃は
4年後ね なんて
軽く思っていたけれど

63歳
4年後かあ なんて
ちょいと深く考えてみる

次の五輪は
LAとなり

お世話になった方々に
会いに行こうかなあ なんて…

それよりも
健康でいなければなんて
思う齢となったようだ