細く長くと願い
年越しそばを食べる国

でも
太く短くもまた
記憶に残り
美学にすら思えるこの頃

彼らは
若い姿のまま
僕らの記憶に残り

特にそれが著名人ならば
永遠に世の中へと
残り続けるのだろう

短命もまた美学だと
どなたかは言ってたけれど

老いぼれても
出来るだけ先の未来を
見たくもなる



ポケベルから
わずか35年で
スマホへと変わり

すでにスマホがないと
多くのことに不都合すら起こる

そう
これがまさに
コンピューターに支配された
第一歩なのだろう

便利さと引き換えた
本当に大事なことは
もう手元には戻らない

いっそ
連絡の取れない場所へと
逃げ込んでみたいが
すでにこの便利さを
手放せない自分もいる

そう
昨年の晩秋のように
北アルプスへと山登りすれば
すべての連絡手段が無くなり
本人は地上から解放されるけれど

急な積雪での遭難のニュースで
留守宅のカミさんは
逆に心配になって
アタフタすることにもなる

申し訳なく思うが
それは仕方ないこと



さて
寿命とはなんぞ

その方々に割り振られた時間なのか
それとも
生き方によって左右されるのか?

酒好きは
タバコは

冒険者は
危険な仕事は

病は
医療は

家族は
友は
ペットは
パートナーは

都会は
田舎は

多くは自らが
決めること

それを選んだことが
またその方の寿命

それでも
まさか! もある

でも
その まさか! ですら
寿命と割り切るしか
諦めが付かないことばかり

還暦をも越せは
すでに
おおよその
カウントダウン中

それは
30年先かもしれないし
また
明日かもしれない

ならば今日を
無駄に過ごすことなく
生きたいと思うのだろう

特に
日常 健康で生きて来た男が
ひとり寂しくも寝込むと
あれこれ負に陥り
多くを思うわけだ

明日の朝
目が覚めなくても
仕方ないか なんて…