160年も前の直系の先祖
5代も前だから
知る術はないが

立派な方だったと
幕末の歴史学者たちに追われるのは
それなりの姿をしていたのだろうと
想像してみるが分かるはずもない



そう
新撰組となった
近藤や土方のように
写真でも残していればとも思うが

彼らこそ特別で
庶民はその術さえも
知らなかったのかもしれない



さてすれば
僕の知る上で
善次郎へと1番近いのは
おじいちゃんで

もちろん
そのおじいちゃんですら
ひ孫になるから
簡単にはいかない

それでも
刀鍛冶であり
また
神道無念流 免許皆伝

200人をも越す
門弟を持つ道場主ならば
それなりの姿をしていたはずと
想像してみた


僕の中でもすでに
幼い頃に亡くなった
おじいちゃんの表情すら
消え掛けているが

結構 
立派な面構えであったと
残る写真が教えてくれる

そう
おばあちゃんは
いつも言ってたっけ
良い男だったのよ と…

さて
ならばその顔に
マゲを乗せたら出来上がるのではと
安易な考えて描き始めてみた



浪士組
加藤善次郎

こんな男であったならばと
思いながら…

516枚目