昨今
若者たちは
パソコンやスマホの中で
多くのことを
さぞ経験したかのように見て
満足してしまう
それはいかがかなあ? と
嘆く僕らは
時代が違うのは仕方ないが
経験してこそと思ってみる
そう
あれこれと
やっとかねば
老いた頃に
若い連中に
自慢話が出来ないだろうにと…
僕らの頃は
バーチャルなんてなかったから
自らが経験せねばならず
すれば
酸いも甘いもの
ヤバイもマズイも
痛いも痒いも
あれもこれもを
背負わねばならず
時には笑い
時には泣き
時には怪我をし
時には… なんて
それでも
仲間たちは
皆
立派に更生し
大人になった
そして今
家族を持ち
親の姿を演じながらも
あの頃って時間を振り返り
立場は変われど
中身はあの頃のままだと
苦笑いなどしている
大抵の男たちは
中2 辺りから
何も変わらずのガキのままで
きっと人生の大半は
女 女 女だったはず
その為に
手段として
16でバイクを手にして
18で車へと変わり
これで
自由に動き周れるとばかり
日本中を手に入れたなんて
誇らしくも
錯覚してたわけで
結婚もまた然り
ちょっとしたアクシデントで
あの日の判断は
正しかったのかと
振り返ってみるが
家族が出来たならば
それはもちろん
正しかったとなる
多少の波風はあったが
すでに空気と化したカミさんは
居ないと困るし
また
最期を看取ってくれないと
困る
そう
なんとしても男は
先でなくてはならない
そう
男は若い内に
あれこれと経験しとかねばならない
それをせずに
老いた頃
それに気付いていまうと
いかんのだ
午後から
降り出した雨は
止まないのだなあ




