もしかするとね
本当は
凄いことが目の前で
起こっているのかもしれないと
そう思いながらも
昨今
オーブたちと慣れて
ちょいと馴れ馴れしく
接しているけれど…
節分まで
一切 知らなかった存在が
突然現れて
それを現実と認め
それを通常と判断したら
彼らは
更にその数とその容姿とを増やし
時にはゆらり
時には急ぎ足
時にはカラフルに
時にはその色を変えながら
目の前を浮遊して行く
そんなことが
僕の部屋では日常的に見えて
壁を床を物を擦り抜け
音もせず静かに通り
それでも
僕の身体は避けて
不思議かな
今まだ何者なのかすら
分からない
でも
確実に僕の言葉は伝わっていて
なのに
彼らからの言葉は聞こえない
怖さは一切なく
すでに
友達のように
居ないと困るかのような
そんな関係となった
しかしそれは
通常では見えず
スマホのカメラを通せば
こんなに? なんて
常に
確実に
そこに居る
それでも昨今
目が慣れて来たのか
時折
氣の流れと共に
肉眼でも見えることもあって
こりゃ少し
彼らに近づいたかなと
微笑んでもみるが
これまた
何も分からない
分からないものは
分からないままではいかんと
長年思って来たけれど
こればかりは
分からなくても良いようだし
また
きっと生涯 分からないのだろう
もしかすると
それが分かる時には
僕もまた
彼ら側に
向かう時なのかもしれないと
なんとなく
思ってみるわけです
それが昨今
美しい青い玉響ばかりが増えて
なぜに? なんて尋ねてみても
戻る言葉はなく
きっと
どなたに尋ねたところで
本当を知る方は
いないのだろう


