真夜中に目を覚ますと
天井に黄色く光る点が見えて
何かな? と
目を凝らすと

そこから
左回りに渦が出来て
チリのような物が
くるくると回り
こちらへと押し寄せて来る

それを
逃げもせず受け止めると
黄色の光は
何者かの目であることに気付き

もしや
龍かと
呟いてみるが返事はない


いつか
誰かが言ってたけれど

龍が付くと
熱っぽくなり体調が崩れると

それから
雨男にもなると

更には
数字の8ばかりが
気になり出すと

更には
更には… と




本当か嘘か
分からないけれど

それらは今
確かにあって

まさかね

かもね

なんて思ってもみるが
これまた
本当は
分からない

いくつかの
これぞ! なんて幸運が
舞い込んだならば
信じるかもしれないけれど…



神社仏閣へと出向くと

その本堂には

必ず龍の彫り物が飾られていて


これはもしや

その昔

龍は必ずそこにいて

人々はその姿を見ることが

出来たのかもなんて


それは

生活の進化により

人間たちの能力は退化し

見えなくなってしまったのかもなんて


そんなことを

ふと

思いながら…



昨晩もまた

真夜中に帰宅すると

玉響たちから

こんな歓迎? を受けるわけです