毎月の自由が丘には
お客様として
時折ここで歌っている方も
お越しになる

その方は
西城秀樹さんの曲を
本人に成り切って
そのステージで熱唱する
らしい…

そう
残念ながら
失礼ながら
今まだ
観ていないのだ 笑

さて
先日 お話しした通り
僕のこの齢
63歳は なかなかの山らしく

現代の厄年
大峠なのかもしれない

すれば
確か63だったかと
ふと思ったのが西城さんで

調べてみると
なんと一昨日が命日

そんなことを
昨晩の自由が丘にお越しになった
その方と話すと

ええ
もちろん
昨日
命日のライブに行って来ましたよと

それは
なかなか取れないチケットで
また
なかなか観れない
ライブビデオを映し賑わったと

確か
墓所はこの近くでしたねと言うと

それは知りませんでしたと
返って来て

では近く
伺ってみましょうかなんて




さて
今夜もまた自由が丘へ

ちょいと訳ありのディナーへと
昨晩の仲間たちと

ならば
わずかに早く出掛けて
そこへと寄り込もうかと

学芸大で降りて
15分

裏門から入り
一礼し墓所へと

すると
すでに数人のファンが
手を合わせていて

どうぞと言われ
いえ
急ぎませんからと答えたけれど

なるほど
先にさっさと手を合わせた方が
彼らは
その後 
たっぷり長居が出来るのかと
では失礼してと



わずかな時間
手を合わせ

ありがとうございました
お先にと失礼すると

彼らは
またそこへと戻り
多くの花に囲まれた墓所で
沢山の想いを伝えるのだろう

新御三家と言われた中で
特にエネルギッシュだった彼には
今まだ多くのファンがいて

無念さと共に
光と影とを
痛感などしてしまう

本堂へと出向くと
それはなかなかの寺院で
長い参道を表門まで歩き

山門で一礼すると
何かが
サッと目の前を横切った

玉響かなと
まさか
見送りかな なんて
振り返ることなく
洗足まで歩いてみた



しかしね
昨今
撮れば必ず映り込む玉響たち

まさか
そこに居るのではなく
僕が連れ歩いているのか なんて

分からない
分からない
分からない