あれから毎晩
寝落ちする寸前に
身体は何かに包まれた感覚となり

そう
まるでこの次元と違う次元との間に

入り込んだかのようなで

目の前を
多くのオーブらしきものたちが
羽ばたくように通って行く

ならば見逃さないようにと目を開き
その姿に見入る数10秒
感覚は元に戻り始め
またしばらくは
寝落ち出来ずに佇んでいる

上手く言葉で表せないが
そんなことが毎晩となり
調べたみても分からない



昨晩のその姿は
沢山の小さな黒い蝶が
羽ばたいているように見えて

そのひとつひとつは
ウロコのようで
もしや龍の身体かとも思ってみるが
顔が見えたわけではないので
分からない



兎にも角にも
あの晩から毎晩のそれは
楽しみにもなって

今晩あたり
それが分かるかもと
寝落ちする瞬間に意識を
取り戻すようにするから

おやすみ3秒ではなくなり
その後
10分ほど寝れなくもなった

昨晩 目の前を通った
無数に羽ばたく黒い蝶たちは
今の僕の見立てでは
黒い龍の身体かと思うわけで…



そんなことを
今朝もまた
ここに書き残してみるが

いつか本当が分かった頃
ここを振り返ってみると
やっぱりか
それとも
勘違いだったか なんて

それもまた
楽しみなわけだ