閻魔様は言う
約束は覚えているかと…
僕は答える
もちろんですと…
ならば宜しい
もう少し時間を足してしんぜよう
ありがとうございます
ならば
もっと頑張ってみます
そう
いつか夢で
閻魔様に願い出たことがある
僕の残りの時間を
3等分にして
親父と
お袋とに分けて欲しいと
そして
出来るならば
僕だけ
7週間伸ばして欲しいと
7週間とは? と問われ
49日ですと答えた
しかし
なぜゆえ?
こんなポンコツな息子よりも
立派な親たちの方が
時間を有効に使ってくれるかと…
分かった
その願い叶えてしんぜよう
そんな夢から
もう長い月日が経った
おかげか
親父も
お袋も
元気でいてくれる
ならば僕は
その分
老けたかと思えば
意外とそうでもないようだ
しかして
昨今 突如
姿を見せた多くのオーブたち
何かのお告げか
それとも
今まで見えなかっただけか
いずれにせよ
見え始めた彼らは
いつでもそこにいて
撮れば必ず姿を見せる
そんな運命ならば
それで良し
オマケがあるのならば
尚も良し
時間に支配され
もがいても
それを越えることは出来ない
ならばこの先のすべては
成り行きに任せて
抵抗することなく
流されてみようか
お日様と共に起き
お日様と共に寝る
そんな自然体が
人間らしさなのではないだろうか
そして
正しく生きたならば
誰かがきっと
微笑んでくれると思う
でもね
もしもそれが現実で
そろそろだよと告げられたならば
ありがとうございましたと
微笑んで
受け入れようと思ってもいる




