時間あらば
あの日のぱふとの道を
ぶらりする昨今
それも
時間を忘れて
遠くまで来てしまうことばかり
朝に出て
帰るのは夕方みたいな
リビングのテーブルには
ちょっと散歩して来ますと
メモ書きして
すると
お昼ご飯はどうしましょ?
なんて連絡が入るけれど
とても戻れるはずはなく
まだまだ
片道途中だからと
すまんね なんて返事する
そう
ぱふとは
行ける所まで行ってみようと
いつも
ぱふに任せた道案内
片道4時間
隣りの
そのまた隣り町まで
路地から路地へと
隅々を歩き周り
時には帰れず
迎えに来て貰うことも
昨日も
もちろんあの頃の道のり
通り掛かる武道館では
あの頃
僕もそこに立っていた弓道場を
ちょいと眺めると
若い学生たちが
ゼッケンを付けての大会中
なんだか
あの頃の気持ちが蘇り
嬉しくもなって立ち止まる
時の経つ早さを
痛烈に実感などして
巡る季節の花探し
忘れずに今年も咲いた花たちを
言葉で褒めては
パチリと収める
毎年
一緒だっ相棒は
ロケットに納まり
首輪と共にここにいる
あと何度? って
思うことすらなかった春も
もうすぐ桜と共に訪れる
ぱふ いるかい? って訊くと
風が舞い
わずかに
ぱふの香りがした
















