一昨年
突然 ぱふを失ってから
命の尊さを痛感し
小さな虫ですら
辿り着いたひとつの命と

虫1匹
命を奪うことなく
暮らしている

そう
地面を歩く蟻たちでさえ
踏まぬようにと
気遣いながら

そんな想いは更に深まって
表面を着飾ることなく
見えない常にこそ宿る
何者かをとも思う



多くのことが
思いもしなかった側へと
動き出していることは
理解出来ずとも分かって来た

先は見えずとも
何者かに道案内されてることも
なんとなく気付いてもいる

しかしまだ
違うんだよなあと
抵抗している自分もいて

はてさて
本当が分からないで
彷徨っている今



すべては
偶然を装って
決まっていた道へと
道案内されたのかとすら
思いながら振り返ると

あれもそうだったかと
それも
これもなんて
長い時間を掛けて
わずかづつ近づいて来たようなで



さて
今朝はそんな
蟻たちの方から
僕の歩く道を避けている夢を見た

そう
踏まぬようにと気遣う必要はないと
そう
浮遊するオーブたちが
衝突せずに僕を避けているように


教えてくれ 
ぱふ!
僕は何者なのだ?

そう叫んだところで
目が覚めた