呼ばれたかな? って感覚は
確かにあって
ではと
回り道をして会いに行く
先立った彼らは
いつもそこにいて
僕たちを待っているのだろう
命日でも
誕生日でもないけれど
もしかすると
何かを伝えたかったのかもしれない
それが
分かるはずはなく
勝手に最近を話す
夕子さんのライブに
出掛けていること
先日のそこでは
お前の好きな
Loving Youを歌ってくれたこと
それから
オーブが見え始めたこと
もしや
お前たちではないか? と
ならば
嬉しいと…
桜の柄のビールを備えると
もうすぐ咲くねと
聞こえた気がした
今夜はなぜか
オーブたちが賑わっている

