自分の寿命がわかると良いなあと
思うことがある

でもそれもまた
困るなあと思う自分もいる

先は
未来は
わからないから
楽しいのかもしれない

しかし
今夜寝て
明日の朝
起きる保証はない

そんな友達たちを
幾度も悲しんで来たから…


相変わらず
寝床へと潜り込んで
目を閉じれば
おやすみ3秒

次は
日付が変わる頃に
起きる時と
起きない時と

そんな日常でも
時折 このまま
目が覚めなくても なんて
ふと思うこともある

しかし
還暦も越せば
おおよその役目も終えて

後は
くたびれるだけならば
そこそこ若い姿のまま
永遠に記憶に残った方がなんても
頭をよぎる

それでも突然では
後に迷惑掛けるしなあと
心を戻してもみるが

疲れて来たのは
隠せない

時の流れは
益々 早くなる

とうとう還暦かと思ってから
もう
3年が経ってしまった



若くして先立った方々は

寿命という言葉で

片付けられる場面が多いが


仕方なくも

そんな言葉しかないのかと

他の言葉を探してもみるが

見つからない


また次の世でも会おう

と声を掛け

花壇に埋葬する

メダカたちのように…