そんなわけで

この冬

冬山を諦めると
夏山が恋しくなるもんで

ならば
今頃から少しづつと
今年の道具を揃え始めてみる

もちろん
すべてを新調出来るはずはなく
古くなって来たいくつかを
最新型や
型落ちの展示品にでもと
アウトドアショップを覗いてみる

それでも

今シーズン
あちこち行けるはずはなく
わずかに許された自分の時間の中で

大好きな尾瀬や
北アルプス辺りへと
心を馳せながら

それも事前に予定を組めず
毎度 突然取れた時間の隙間でばかり

すれば
どなたかとご一緒出来ず
いつも単独だから
カミさんは心配するのだろう

日帰り出来る尾瀬や
近くの低山ならば
一緒に出掛けてみるけれども

テントを担いでの2000mを越す高山では
とても歩けないからと言われ
それではと
ひとりでばかり



槍ヶ岳


もちろん
その ひとりでの山行は気楽で
予定はいつも未定となり
この先は? 
次の交差点は? と思ったならば
その場で
右も左も
行くも戻るも
自分だけで判断出来る

そう
すべてが自分のペースでだから
自己責任の中で
安全を最優先し
無理することなく歩いてみる



さて
今年はそろそろ
槍へと

大槍へと登ろうかと思っている

遠くからその姿を眺めて
その雄大さに満足して来たけれど
バイクを降りて3年
少しは余計に時間が取れ始めた

そう
槍ヶ岳という場所は
結構 遠く

最低でも2泊3日の行程となるが
それも変わりやすい天候に左右され
予備日を入れて

自宅からだと
やはり4日は欲しくなる



上高地から片道20キロの山登り
平地ならば
なんてことない距離が
急登ともなると

僕の足では
行きも帰りも
途中で1泊せねば難しい

そして
やはり
山頂にアタックする日の天気次第

更には
混雑するシーズンを避けねば
交通機関は渋滞ともなる




昨日
そろそろ

安価な自転車用のヘルメットではなく

キチンとした物へと思い

まずはと
山岳用のそれをと新調した

森林限界を越えた上は
岩場だらけとなり
更に上へのよじ登りには
落石への対処に
ヘルメット着用の義務がある

軽さを求めて
あれこれと試着してみた中で
これをと選んでみた




あとは
季節を待つだけだけれど
春は残雪
夏は猛暑
すればやはり今年も
秋まで待とうか

閉山ギリギリが
人影少なく
どこも綺麗な景色となるからと…


特に
子育てを終え
還暦を越し
責任がわずかに減ったならば

今日が1番若い日だからと
更に前を向き

やっておきたい
行っておきたい
そんな危険な場所もある

この夏
単独で
大キレットからジャンダルムへと
なんて言ったらまた
カミさんより先に
見えない何者かが
止めに入るのだろうけれども…



いずれにせよ

そこへとこの身を寄せるには

も少し

足腰を鍛えておかねば

ならないようだ