キミは
信じないかもしれないけれど

暗闇で
スマホで動画を撮れば
100% オーブたちが映り込む

そう
100%だ



最初はもちろん
不思議かなと思ったけれど

すでにそれは
僕の中での日常ともなり

朝に夕にと
撮り続けている

怖さは一切ない
逆に
なぜか親しみがあって

あまり速い動きには
もっとゆっくり飛んでなどと
言葉を掛けてみる

もちろん
戻る返事は一切ないが
なんとなく
そう
なんとなく
やはり先立った方々のように思う



そして
勝手に想像すれば
きっと守られてるのかもしれないと

そう
お前にはまだまだ
やって貰わねばならないことがある

だから
その道を外れないように
監視していると



するとやはり
生かされてる感はあって
ならばその道
歩いてみようかと思った

もちろん
本当は分からないが
それでも
彼らは
間違いなくここに居る



そう
見間違えでも
幻でも
ホコリでもなく

肉眼では
一切見えないけれども
間違いなく
僕の前を浮遊している

目的は分からないし
目的はないのかもしれない

それでも
いつもここに
そう
いつも居ることに

気付いてしまったのだなあ