見えないものが
見え始めると
そろそろかとも思うけれど
まだ
肉眼では見えないもんだから
も少し時間はありそうだ
不思議かな
スマホの動画で撮った時だけ
多くのものが写り込む昨今
相変わらず
何も見えず
気配すら感じないが
間違いなく
彼らはそこにいて
時には速く
時にはゆるりと
我が家の空間を飛び回っている
昨日
いつもの白の姿ではなく
突然 赤の姿が現れて
もしや
急いで何かを告げたいのかと
あれこれ
思い当たることを考えた
もちろん
本当は分からないが
思い当たるのは
やはり
なんとなく計画してた
この時期の山登り
ならば
それはやめようと
言葉に出して告げると
一気に彼らは
姿を減らし
やはりこれかと確信し
ありがとうございましたと
礼を述べた
さて
そんなことがあったから
本日は実家の墓参へと急ぎ足
墓前でカクカクシカジカと
報告などすると
放電していた心はまた
フル充電となったようだ
手帳を見れば
叔父の命日
そう
おじいちゃんの弟が
近くに眠っている
この一件は
叔父とは関係ないだろうが
墓誌を確認すれば
やはり
時の流れのあまりの早さに
多くを振り返ってみた今日
昭和
平成
令和と生きて
ならば次の世も
見たくもなった



