赤坂見附で降りて
わずか一言を頼りにぶらり辿り着いた場所
そして
帰りは永田町から乗ろうかと
そうだ
楽し過ぎて食事を忘れてた
永田町の駅中で食事でもと
いつもの
いや
あの頃の店でひとり
そう
時折 通った国立演芸場の前に
いつもここで腹ごしらえ
すでに
その国立演芸場も
建て替え工事で閉じて
時の流れの早さに身震いなどする
周囲では
ハイクラスの方々が
難しい話をしている
僕は
さっきお会いした方との
楽しかった会話を思い出して
微笑んでみる
多くのことは
きっとすでに決められていて
なるようにしか
ならないのかもしれない
時折
それに背いてみても
いずれまた
そこへと連れ戻されるのならば
その運命に
従ってみようじゃないか
そして
その運命は
ある齢となった時
即座に強く現れ
すでにそこへの包囲網は施され
違う道のないことに気づく
そう
わずか一言の言葉で
探し当てることもある
そう
それもまた
とんとん拍子に進み
早く辿り着けよと言いたげに
次から次へと
道は開いて
それを
運命と言うのだろう
そうだ
交響曲第5番 ハ短調だ
あれから5年
多くのことが
タイミングを合わせ訪れた
かの
ベートーヴェンは
運命は肩を叩くと言ったそうな
そんなことを
ふと思いながら
ビールまで頼んでしまった
本日
雪で時間が空いたのもまた
運命と思いたい
ありがとう



