6億 当たった夢を見た
さて
どうしたと思う？
そう
分けたんですよ
家族に
全員に
一族に
それも
均等に
すると
一族ってこんなにいたのかと
集まって
でも
これでトラブルなく良しと
分けたらね
神様が現れて
偉い！ って褒めてくれた
はい
これで皆が幸せならばと
微笑んでみたところに
悪魔が現れて
そうか
ならば
これと同等のマイナスは
今回はナシとしようと
微笑んで去った
そう
いつか誰かが言ってたけれど
宝くじが当たった方の末路は
皆
それと同等のマイナスがやって来る
それを
皆で分けたのならば
免除としようと
プラスマイナスゼロの法則
宝くじなんて
当たらないことくらい
皆
本当は
知っている
でも
まさか
なんてことがあるかも？ と
その抽選までの時間
夢見る時間を
買ってみる
そして
まさか！ もないことくらい
とっくに知っているけれど
それでも
次のまさか！ をと
買ってみる
宝くじが当たらないのは
貴方よりも
もっともっと
正しく生きている方がいるからと
いつかの僧侶は
話していたけれど
ならば
もっと正しくとも思うが
なんせ
買わない僕には
その権利すらない
ならば
そろそろ
買ってみようか
夢は正夢となるか
でも
もしも当たったならば
一族で
分けられるのだろうか？
いや
きっとナイショって
ことに…
すれば
やはり
マイナスに攻められるのだろうか
わからない
